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フランスでやっと”アブサン”が解禁?

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フランスでやっと”アブサン”が解禁?

2010年12月15日金曜日、「アブサン」という名称が、新たにフランスで許可されました。
スイスの製造者たちがこの呼び名を我が物とするのを阻むためです。
金曜、アブサンの発祥の地である、フランス、ドゥ県の国会議員に近い筋から明らかになりました。

フランス国会は水曜、1915年3月16日に制定された法律を廃止しました。この法律は、現在のフランスの製造者にさえ「アブサン」のラベルを使用することを禁止し、「ニガヨモギでできた高アルコール飲料」という名称のもとで製品を製造、商品化することを強いるものでした。

今回のこの法律の撤廃のねらいは、スイスのIGP、また、スイスとフランスの製造者とのあいだでの競争が不利になることをさけ、生産権簡略化および改善を訴えるスイスのプランに対抗するねらいがあるといわれています。

飲むと気が狂う、という疑惑を持っていたアブサン(その歴史的な首都はポンタルリエでドゥ県にあり、フランスの北西にある。)は、フランスで1905年に禁止され、新たに許可されたのは1988年で、アルコール度の低いものにおいてである。(そもそもは72度のアルコール含有量)
40もの蒸留所が今日、フランスでこの飲み物を製造している。

http://www.rtlnews.tv/info/monde/europe/761382/la-denomination–absinthe–de-nouveau-autorisee-en-france
以上はこちらのニュース記事の翻訳です


Absinthe-Tokyoの解説

フランス産のアブサンにはラベルに決してアブサンとは書かれておらず、
よく見ると、どのアブサンにも”ニガヨモギという薬草からできた高アルコールの飲み物”、とか”ニガヨモギっていう植物の香味成分を抽出した蒸留酒”
なんて周りくどい表記がされています。

フランス国内においては、ニガヨモギ酒、アブサンをつくることは認められたのに”アブサン”という言葉は使えないという矛盾した状態が続いていたのです。

酒造業者や関連団体から法律改正の要望は出されていたものの何年も回答すら得られないという状況がようやく急展開し、実質法改正が可決されたのです。

この流れについては先日当ブログフランスにおけるアブサン解禁立役者へのインタビュー記事にて詳しい経緯を書きましたが改めて簡単に記すと

シャンパンはフランス、シャンパーニュ地方でつくられたものしかシャンパンと名乗れないのと同様、スイスアブサン発祥の地、ヴァールドトラベール地方のアブサン製造者たちが”この地で決められた製法でつくられた高品質アブサンしか世界中でアブサンと名乗ってはならない”という法をつくろうという運動を起こし議会に提出しました。

これはフランス国にとって商売的にも、文化的にも不利になってしまうとフランス政府があわてたところでやっと動いたということのようです。

アブサントーキョーでも、フランス産の添加物フリーの本物アブサン『アブサン・ラ・シャルロット」を取り扱いしています。

今夜はフレンチアブサンでカンパイ!

 

photo: © KEYSTONE-A