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ロンドン蒸溜所訪問記 Sipsmith Distillery

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ロンドン蒸溜所訪問記 Sipsmith Distillery

今回はアブサンの記事ではないのですが・・・・

ロンドンの中心から電車で約30分、
ハマースミス駅のとなりの駅。
Hammersmithといえば
The Clash の名曲“Whiteman in the Hammersmiths Palais"
はじめてロンドンを訪れたとき
ハマースミス駅を通っただけで
感激したものでした。
近年、この駅にあるライブハウスのハマースミスパレスが
取り壊しになったときに、デーモン アルバーンの計らいで
地上げによる取り壊しの直前に
ポール シムノンが何十年かぶりに
そのステージを踏んだ、とのニュースが
記憶に新しい。
そしてそこは元"Tram"(路面電車)の車庫を改装してできた
ジャズクラブだったそう。
そんなわりと住宅街の一角にある
故マイケルジャクソン氏のオフィスを改装してつくった
小さな蒸溜所です。
さらに歴史をさかのぼると
ローカルパブのための小さな醸造所だったようで、
お酒とつながりが深い。
“independent  spirits”
とにかくインディペンデントという言葉に弱い…
営業担当James氏のガイドで
Gin ,Vodka, スロージンなどを試飲します。
ロンドンでもっとも新しい、最も古いスタイルの蒸溜所として
酒造ライセンスが与えられたのは3年前、
銅製の蒸留器を設置する蒸溜所がロンドンにできるのは
約200年ぶりだとか。
現在も稼働中
鍵は酒税法と関係してるんだとか。
蒸溜釜の覗き窓
オレンジピール、手でむいてるでしょう?
ジュニパーベリ−、コリアンダー、リコリス、アンゼリカ、
オーリスルート、アーモンド、シナモン、
オレンジピール、レモンピールなどが使われています。
かなりハンドクラフト感があります。
一回の蒸溜で約200本分というスモールバッチです。
クラフトマンシップによるプロダクションはもちろんのこと、
近年ロンドンも含め世界中の都市でローカルスピリッツの価値が
見直されているように思えます。
個人的にはこのトレンドは歓迎しています。
出荷待ちのケース
ロンドンらしい曇り空の中、
これからセンターにもどって酒の勉強会に参加します。
本日の飲酒も
13:00スタートとなりました。
Cheers, Sipsmith!
Sipsmith Distillery オフィシャルホームページ
Bar Tram & Bar Trench (i)