今回はアブサンの記事ではないのですが・・・・
ロンドンの中心から電車で約30分、
ハマースミス駅のとなりの駅。
Hammersmithといえば
The Clash の名曲“Whiteman in the Hammersmiths Palais"
はじめてロンドンを訪れたとき
ハマースミス駅を通っただけで
感激したものでした。
近年、この駅にあるライブハウスのハマースミスパレスが
取り壊しになったときに、デーモン アルバーンの計らいで
地上げによる取り壊しの直前に
ポール シムノンが何十年かぶりに
そのステージを踏んだ、とのニュースが
記憶に新しい。
そしてそこは元"Tram"(路面電車)の車庫を改装してできた
ジャズクラブだったそう。
そんなわりと住宅街の一角にある
故マイケルジャクソン氏のオフィスを改装してつくった
小さな蒸溜所です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マイケル・ジャクソン_(ライター)
さらに歴史をさかのぼると
ローカルパブのための小さな醸造所だったようで、
お酒とつながりが深い。
“independent spirits”
とにかくインディペンデントという言葉に弱い…
営業担当James氏のガイドで
Gin ,Vodka, スロージンなどを試飲します。
ロンドンでもっとも新しい、最も古いスタイルの蒸溜所として
酒造ライセンスが与えられたのは3年前、
銅製の蒸留器を設置する蒸溜所がロンドンにできるのは
約200年ぶりだとか。
現在も稼働中
鍵は酒税法と関係してるんだとか。
蒸溜釜の覗き窓
オレンジピール、手でむいてるでしょう?
ジュニパーベリ−、コリアンダー、リコリス、アンゼリカ、
オーリスルート、アーモンド、シナモン、
オレンジピール、レモンピールなどが使われています。
かなりハンドクラフト感があります。
一回の蒸溜で約200本分というスモールバッチです。
クラフトマンシップによるプロダクションはもちろんのこと、
近年ロンドンも含め世界中の都市でローカルスピリッツの価値が
見直されているように思えます。
個人的にはこのトレンドは歓迎しています。
出荷待ちのケース
ロンドンらしい曇り空の中、
これからセンターにもどって酒の勉強会に参加します。
本日の飲酒も
13:00スタートとなりました。
Cheers, Sipsmith!
Sipsmith Distillery オフィシャルホームページ
http://www.sipsmith.com/
Bar Tram & Bar Trench (i)
...